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ハワイのこと、いろいろ
by kalookekai
PROFILE
2005年5月から2006年8月まで、縁あってハワイ島に住む。帰国後、2008年7月からフラとレイメイキングを習いはじめる。そんな40男の徒然なる日記。
はじめての挑戦(前編)ー嵐の前
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行ってきました。エピリカコウ・ジャパン2009。

「エピリカコウ・ジャパン E Pili Kakou Japan」はハワイから複数のクムフラを招き、ハーラウの垣根をこえてワークショップを行なうというイベント。2日間にわたって行なわれ、ワークショップだけでなく、その成果を披露するホーイケや最終日のパーティなど、フラを愛する人たちが集まって楽しもうという趣旨で始められたのだという。フラをやっている友人が一昨年参加したという話を聞き、いかにも楽しそうだったのと、今年は東京での開催(会場は八重洲富士屋ホテル)だというので気軽に参加してみることにした訳だが、それが大それた行ないであったことが、あとあと明らかになったのであった。

開催日は9月19、20日の土日だったが、20日は別の用事(後述)があったので、19日だけ参加することにした。この日は開会式のあと午前1回午後2回、計3回のワークショップがあり(各回複数のワークショップがあって、自分の好きなクムフラのクラスを選べるようになっている)、夜のホーイケで一日が終わるというスケジュール。私は午後一番のエド・コリアーさんのカヒコのワークショップを申し込んだ。雑誌「フラレア」のインタビュー記事でエドさんの人柄には魅かれるものがあったし、習うなら基本のカヒコを習いたいという気持ちがあったからだ。もちろん最大3クラスまで申し込めるのだが、そんなに習ってもおぼえきれる訳がないという読みもあって(これは後から考えると全く正しかったのだが)、ひとクラスだけにしておいた。

さて当日朝9時に会場であるホテルの宴会場に着くと、クムフラたちが集まり、バンドの演奏がされて、いきなりハワイらしい雰囲気。今年やってきたクムフラは、エドさんのほか、ケアラ・チン、ヘアラニ・ユーン、レイモミ・ホーやこのイベントの主催者のひとりであるブレイン・キアなど9名、錚々たる顔ぶれである。彼らの姿を見ただけで急にテンションも上がってきた。やがて開会式がはじまり、参加クムフラの紹介のあと、全員が手をつないでケアラ・チンさんのチャントで開会の祈りをする。祈りが終わると一転バンドの演奏が始まり、クムフラたちが踊りを見せてくれた。これで一気に楽しい雰囲気が高まって開会式が終了した。

ワークショップは午後なので、いちどホテルの外へ出て、お茶を飲みながら待つ。なにしろ初めての経験なので、楽しみというよりは緊張が高まってきて困った。お昼近く、簡単に食事をしたあとホテルに戻って着替え、始まりを待つ。ワークショップ会場(今朝の宴会場)に入って見ていると、男性の参加者が何人かいるようだ。4人お揃いのショートパンツで来ているチームと、同じハーラウの女性らしい人たちと一緒の、ヒップホップ風?ユニークな髪型の若者がひとり。彼らはいったいどんなフラを踊るのかなあ。とても興味をひかれる。男女あわせて参加者は全部で50人くらいか。
しばらく待つとスタッフがやってきて、歌詞の書かれた紙が配られた。今回のチャントは「カラーカウア Kalakaua」だ。カラカウア王のチャントかあ、と思って眺めていると、なんだか歌詞に見覚えがある。よくよく見ると映画「Lilo and Stitch」のテーマ曲「リロの歌 He Mele No Lilo」の歌詞そのものであった。あの曲にオリジナルのチャントがあったことを私は知らなかった。これならなんとなく意味もわかるぞ、と思ってちょっと安心する。そして、エドさんがやってきた。背が高く、笑顔が素敵なひとだ。来年70歳だと紹介されたが、とても若々しい印象。皆が会場中央に整列し(私は目立たないように最後尾についた)、ワークショップがはじまった。(後編に続く)
by kalookekai | 2009-09-22 22:17
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